当院では睡眠時無呼吸症候群の治療に注力しています。

　睡眠時無呼吸症候群の改善には、顎の位置を決めることがポイントになります。

　今までは、その数値が曖昧でしたが、最近では、論文によりベストな顎の位置の数値も発表され、効果が見られています。

　実際に寝てみなければ、自分が睡眠時無呼吸症候群であることは、なかなか分からないものです。睡眠中の様子は、ご家族の方に、起きているときの自覚症状はご自身でチェックしてみてください。

　次のような症状が見られる場合には、一度ご相談下さい。

• いびきをかく
• 呼吸が止まる
• 呼吸が乱れる
• 息苦しい
• 何度も目が覚める
• 寝汗をかく

• 眠気やダルさを感じる
• やる気がない
• 集中力・記憶力が低下している
• 精神状態が不安定
• 高血圧や不整脈、心不全引き起こす
• 口が渇いている
• 頭痛がする
• 寝た気がしない
• 目覚めが悪い
• 身体が重く感じる

　寝るときに、下の顎を少し前方に突き出せるように工夫したマウスピースを口に入れ睡眠を取ります。

　この装置を使うことで、のどの気道、つまり空気の通り道が広がり、いびきや無呼吸をなくします。舌を持ち上げて気道を広げるので、呼吸がしやすくなり、睡眠時無呼吸症候群が原因で起こるいびきの軽減に効果があります。

　マウスピースの大きさなので、携帯しやすいのもポイントです。

　出張や旅行にも持って行けます。プラスチック加工で丈夫にできているので、何年でも使用できます。

　ケースによっては保険適用になる場合もあります。まずは、お気軽にご相談ください。

　すべての人にスリープスプリントが使用できるわけではありません。

　固定源が歯になるので、残っている歯の数が少ない人（20本未満）にはお使いいただけません。鼻の通りが良くない人、神経質で寝付きが良くない人にもおすすめしません。このような方には、別の治療法を提案いたします。

　必要な場合には専門医院へのご紹介もいたします。まずは一度、ご相談ください。